7月職員会 松原理事長の話

 今日7月26日は、昨年、神奈川県にある施設で45人の殺傷事件があった日です。事件を起こした人は、障害者に対して自分で意見を言えない人や言葉が話せない人がいても仕方ない、居ない方がいいという考えを持っていた。その様な人が福祉に関わっていたということもショックだったし、その人自身が福祉サービス対象の人だったのではないかとも思われる。

 県内その他の虐待事件を色々と検討してきた中で、先日、幹事会・社会福祉協会の評議委員会があり、6/23になごみの里で起きた不適切な支援についても報告してきた。利用者の中には意思疎通や理解を図るのに難しい事を言ったり、行動したりする方もいらっしゃるが、人懐っこい面もあり、ストレングスの視点でみることができる人もたくさん居る。しかし、入社6年目の男性職員が不適切な支援を行なったというケースが挙がったため、市役所等関係機関へ報告をし、6/27に市より聞き取り調査もあった。5月の職員会で虐待について時間をかけて話しをしていたが、伝わっていなかったのは残念でなりません。自己表現が難しい人など、重度の方でも本人が安心・安全・快適に過ごせるための支援が必要と考えています。その人の立場に寄り添って気持ちを推測し、意思決定を行なってもらうために段階を踏んで支援していくようにしてもらいたいです。

 GHでは年齢的にも体力的にも衰えがみられる方々が増えてきて、入所されている方々も年を追うごとに介護度が高くなってきている。先日、病気で亡くなった利用者の方にしても、長期の入院により収入的にはマイナス部分もあったが、この方がなごみの里に入って来られた経緯や両親、兄弟がどの様な思いで預けられたのかを考えると、入院後3ヶ月で利用契約終了という事ではなく、そういう方こそ最後までなごみの里で受け入れて支援をしていきたいと思い、職員へお願いしてきました。今後も親なき後を見据えて、わたしたちのやり方は間違っていないという強い気持ちをもって、現場の職員と共に支援していきたいと考えています。

 ワークセンターでは利用者自身が好きなものを買い、好きな事ができるために工賃を稼げるよう支援しています。GHでは定年退職するまで働いて社会との繋がりを保てるように、その方々の人生を豊かにできるよう、感動や喜びを与えられるよう支援して欲しいと思っています。意思決定をして、意識して選んできたから今の自分がある。そして今は、福祉サービスを追求することによって納得のできる仕事をすることが、職員自身の人間度の向上と考えています。

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